発達障害児を救う体育指導―激変! 感覚統合スキル95著者:根本 正雄/小野 隆行B5判 180ページ |
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感覚を育てる簡単な運動、仲間と一緒に出来る運動ほか、ユニバーサルな体育授業がついに実現!
新学習指導要領における特別支援教育・体育指導のスキルをどう改善していけばよいのか。
(1)「ユニバーサルデザイン授業」を目指した体育指導
(2)特別支援教育と体育の融合で効果的なアプローチを考える。
それには、「姿勢・動作・運動のつまずきの背景にある「初期感覚」を育てる。」「運動の「基礎感覚」を育てる。」
「焦点化・視覚化・共有化で誰でも出来るようになる指導法」を中心に、全単元での指導ポイントを網羅。
■著者紹介
根本正雄(ねもと・まさお)
茨城生まれ。千葉大学教育学部卒業後、千葉県内の小学校教諭・教頭・校長を歴任。
向山洋一代表の理念に賛同し、TOSS体育授業研究会の代表を務めるとともに「根本体育」を提唱、月刊『楽しい体育の授業』(明治図書)の編集長。退職後は全国各地の体育研究会・セミナー等で体育指導に力を注いでいる。
著書は『誰でもできる! 楽しい「根本体育」の真髄』『さか上がりは誰でもできる』(以上明治図書出版刊)『世界に通用する伝統文化 体育指導技術』『全員達成! 魔法の立ち幅跳び』『向山洋一からの聞き書き・第1集』(以上学芸みらい社刊)等多数。
小野隆行(おの・たかゆき)
1972年兵庫県生まれ。香川大学教育学部卒業後、岡山県蒜山教育事務組合立八束東小学校に着任、岡山市立南方小学校等を経て現在岡山市立芥子山小学校に勤務。
新卒で向山洋一氏の実践に出会い、授業を追試することで目の前の子どもたちがみるみる変わることを実感する。
さらに向山洋一氏の論文審査を機に特別支援教育の道に入り、「これこそが教師の仕事です」と励まされて自分が進むべき道を自覚、後戻りはできないと決意した。
その後、多くのドクター・専門家と共同研究を進め、現在、医学的・脳科学的な裏付けをもとにした指導をおこなっている。
また、発達障がいの子を集団の中でどのように指導していくか、さらに学級全体をどのように組織していくかを研究テーマにした実践を行い、特別支援教育コーディネーターとして校内の組織作り・研修体制などにもかかわり、毎年20近くの校内研修・公開講座で講演、NPO主催のセミナーでも多数講師を務め、指導的役割を担っている。TOSS岡山代表も務めている。
■目次
1章 特別支援が必要な子の「感覚」を知る
2章 特別支援が必要な子に配慮した教師のマネジネント
3章 特別支援が必要な子を学級集団に巻き込む授業設計
4章 体つくり運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
5章 マット運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
6章 鉄棒運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
7章 跳び箱運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
8章 陸上運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
9章 水 泳:苦手兆候と克服する指導ポイント
10章 ボール運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
11章 表現運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
12章 縄跳び運動:苦手兆候と克服する指導ポイント
13章 ソーシャルスキルの指導
14章 体育授業に生かす感覚統合チェックリスト