学芸みらい教育新書 別巻 向山の教師修業十年
著者:向山洋一 新書判 : 320ページ |
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一人一人の子供に対応した教育を目指すために!
授業の進め方、子供たちへの配慮を初めとした、教師がやるべきことを著者の実践を通して伝える、四〇年近く読み継がれてきた教育書のロングセラーの、全編を見直し加筆訂正したベスト版。
教師にできること、やらなければならないことを、実践を通して語る。悩む教師、向上をめざす教師そして子供を愛する教師必読の一書!
いじめられる子、いじめる子、優等生、登校拒否、情緒障害、父兄。さまざまな交流や、積み重ねてきた努力が優秀な教師を生み、子供たちは学校や家庭で幸せに過ごせる時間を持てるようになる。
著者の実践、学級通信、子供の日記、父兄からの手紙など、さまざまな資料も掲載。
さらに授業づくりに役立つ「学級経営の月別展開図」も初めて収録。
■著者紹介
向山洋一(むこうやま よういち)
東京都生まれ。68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。
全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」
TOSS(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略)を始め、
現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。日本教育技術学会会長。
■目次:
まえがき
明治図書出版『教師修業十年』版はしがき
昌平社『斎藤喜博を追って』版はしがき
第1章 向山教室の授業実践記
1 教師と技術
(1)斎藤喜博を追って
(2)「日曜だけが好き」だった子
(3)「台形の面積を五通りの方法で出しなさい」
2 教師と問題児
(1)天井裏から音がかえった――登校拒否――
(2)「ぼく死にたいんだ」――情緒障害――
3 教師と修行
(1)放課後の孤独な作業
(2)新卒時代の日記
(3)子供に自由と平等を!
(4)教育実習生の変革
4 教師と仕事
(1)王貞治さんへ
(2)「しんどい」とは人様が言うことだ
(3)悪人ではないが鈍感すぎる
(4)楽しい日は一日もなかった――子どもの日記――
5 教師と交信
(1)てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った
(2)ある父親の投稿とその返信
6 教師と仲間
(1)東京の片隅の小さな研究会
(2)サークルの仲間への手紙
〈付録〉六年一組学級経営案
第2章 今その道をさらに
「実践記」の主張・その発展
昌平社『斎藤喜博を追って』あとがき 少し長いあとがき