河本 英夫 (かわもと ひでお)
1953年、鳥取県生。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(科学史・科学基礎論)。
現在、東洋大学文学部哲学科教授。専門は哲学・システム論・科学論。
著書に『オートポイエーシス──第三世代システム』『〈わたし〉の哲学──オートポイエーシス入門』『哲学の練習問題』など多数。
稲垣 諭 (いながき さとし)
1974年、北海道生。東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。文学博士。
現在、東洋大学文学部哲学科教授。専門は現象学・環境哲学・リハビリの科学哲学。
著書に『大丈夫、死ぬには及ばない──今、大学生に何が起きているのか』など多数。
■目次より
序 章:空白のスクランブル交差点 河本英夫
第1章:情報とウェルビーイング 信原幸弘
第2章:出来事と歴史の生成をめぐる試論 三重野清顕
第3章:自覚なきアモータリズム 岩崎大
第4章:生命認識の捻れと逆説 小松美彦
第5章:性というパフォーマンス 稲垣諭
第6章:民族という罠 河本英夫
第7章:無名の生と権力の語り 廣瀬浩司
第8章:平等主義と暴力の基層 小山裕
第9章:陰謀論を無毒化する 野村智清
第10章:流れる歴史──海洋と地球温暖化 畑一成
◎現代を読み解くキーワード集:世界の輪郭線