特別支援の必要な子に役立つ 著者:武井 恒 B5判:80ページ |
■全国の書店・ネット書店でご購入いただけます。
Amazon
e-hon 全国書店ネットワーク
左右が区別できない、数が数えられないなど、
発達障害のある子のための教材の作り方・使い方を紹介。
身近な材料で短時間で作れる。
特別支援が必要な子どものための、教材の作り方・使い方を紹介しています。
忙しい先生のために、身近な材料を使って、短い時間で作れる29の教材群です。
5分で作れる教材もあります。
通常学級にも、次のような課題を抱えた子がいませんか。
・鏡文字を書く子。
・数字は言えても、数が数えられない子。
・コミュニケーションに適した声量・スピードで話せない子。
子どもたちに、教材を使った手立てをすることで、できるようになることも多いのです。
本書で、子どもの課題を解決できる教材を見つけられるかもしれません。
教材は「国語」「算数」「形・色」「動き」の4つの領域に分かれ、子どもに合わせた課題も探しやすくなっています。
2016年4月の障害者差別解消法により、学校現場は「合理的配慮」を行うことになりました。
教材を作るだけでなく、「子どもとの向き合い方」「手立ての考え方」のヒントも得られることでしょう。
小学校、特別支援学校の先生はもちろん、幼稚園・保育園の先生にもお勧めです。
■著者紹介
山梨県立かえで支援学校教諭。山梨県立やまびこ支援学校に初任者として赴任。
初任者研修を経て、教材づくりを始める。
2010年、モンテッソーリ教育賞2010(日本モンテッソーリ教育綜合 研究所主催)における実践例編にて入賞。
レポートテーマ「障が いのある子とモンテッソーリ教育~自作教材を用いたかかわり~」。
2011年、特別支援教育総合研究所にて専門研修。
論文「日常生活への応用や般化に課題のある児童生徒の、
生活力を高める教材及び授業の工夫~教材・教具関連図を用いた教材及び授業の再考~」を作成。
■目次
はじめに
第1章 国語
1 マグネットなぞり書き
2 なぞり板
3 ボビン外し
4 ひも文字カード
5 平仮名筆順カード
6 位置のスライド板
7 位置のマッチング
8 絵と文字のマッチング
9 文の構成板
解説「行動観察と学力アセスメントの的確さ」長谷川博之
第2章 算数
10 数字パズル
11 数のスライド板
12 ダボ差し
13 ボビン差し
14 系列板
15 金額提示板
解説「子どもの事実が生まれる教材」小野隆行
第3章 形・色
16 形合わせ
17 形はめ
18 色合わせ
19 色と形合わせ
20 マトリックス
21 分割パズル
解説「特別支援教育の教材開発における4つの重要ポイント」小嶋悠紀
第4章 動き
22 もしもしホース
23 紙皿シアター
24 玉落とし
25 洗濯ばさみつまみ
26 ペットボトルふた外し
27 具体物弁別
28 素材弁別
29 コミュニケーションブック
Q&A
巻末付録
おわりに