学芸みらい教育新書 3 新版 いじめの構造を破壊する法則 著者:向山洋一
新書判 : 218ページ |
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日本のすべての教師に勇気と自信を与えつづけるスーパー名著 !
クラスの中のいじめの芽を摘み取るのが教師の役割だ。
「いじめ」は、教育の場では重要なテーマである。
いじめは、教育・学校という現場で起きているのだから、教師が必死になっていじめを
なくそうとしなければ、解決はしないという事を主張した。
具体的には、いじめが起きてから何かをするという小手先の対応策ではなく、いじめが
起きないようにするシステムをつくること、制度化するという事を、二つ目に主張した。
クラスの中から「いじめ」が少しでもなくなれば幸いである。(「まえがき」より)
■解説
「いじめの構造を破壊する」本書は「いじめ」から幾千万の子供達を救った(伴 一孝)
いじめ加害者及び傍観者との「闘い方」を初めて教えてくれた書籍(長谷川博之)
■著者紹介
向山洋一(むこうやま よういち)
東京都生まれ。
68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、
2000年3月に退職。
全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術 法則化運動」
TOSS(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略)
を始め、現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。
日本教育技術学会会長。
■目次
第1章 差別を見のがさない
1 子供集団には教育力がある
2 グループ分けで一人の大切さを教える
3 その瞬間に解決する
4 教師だけが解決できる
5 「差別」を見つけ、それと闘う
6 席替えの時のひやかしも見のがさずに
7 「詰め」をしっかりと
8 まず、いじめの場面をえぐり出す
9 年度始めにいじめを発見する
第2章 いじめ、親は訴える
1 ある母親の訴え
2 続・ある母親の訴
3 先生が替わった
4 新しい担任は子供の心をつかんだ
5 法則化教師は次々と手を打った
第3章 教師だけがいじめをなくせる
1 中学での「いじめ」へのアドバイス
2 先生の努力は分かりますが
3 まじめだけでは問題を解決できない
4 問題を解決するには方法が必要
5 いじめの責任は教師にある
6 「いじめ」との闘いは四月から始まる
7 「いじめ」をなくすシステムを作る
8 いじめをなくす「学校のシステム」
9 「学校のシステム」を広げる
10 時には子供集団に解決させる
11 向山学級での実践
12 いいクラスは男女仲がいい
13 実習生の授業
14 実習生の授業のざわつきの原因
15 プロの仕事
16 プロの指導はドラマを生む
第4章 教師、いじめとの闘い
1 少しひねた子供
2 授業での逆転現象
3 呼び名の順にも男女差別の意識を
4 教室での男女平等
5 新聞記事
6 かつての教え子に会う
7 「五色百人一首」特集大反響
8 私の三十数年前の体験
第5章 いじめとの闘いをどこまでも
1 ある転入生の日記
2 その通知表に異議あり「先生、聞いて」
3 「いじめ」がなくなれば、子供は、あどけなくなる
4 大切に育てられた子供はかわいくなる
5 差別構造をこわす三つの基本
6 向山学級の授業
7 自分の仕事をかみしめて
解説