ノブレス・オブリージュの 「こころ」 “リーダーは世のため人のためにあれ” 著者: 大沼 淳
四六判:208ページ |
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戦後の混乱期から今に至る60年もの間、「日本の教育界」を常にリードしてきた大沼淳さんが「日本の未来」に向けて贈る、熱いメッセージ!
慶應義塾元塾長 中央教育審議会元会長 鳥居泰彦氏 推薦
戦後すでに70年になろうとする日本は、今や大きな曲がり角にある。社会が大きく変化するなか、とりわけ、「日本人としての心の持ち方」が、問われている時代といっていい。現文化学園大学理事長・学長であり、日本私立大学協会会長を務める大沼淳氏は、いま「日本人にとって」大切な心の持ち方は「ノブレス・オブリージュの精神だ」と考える。それはすなわち「リーダーは常に世のため人のためにあれ」ともいえ、リーダーたる者のもつべき自覚の大切さを訴える。大沼自身、この「心のもちよう」は日本の伝統文化の中で育まれてきた「惻隠の情」のようなものとしてとらえている。本書は大沼氏本人が、「自らが育った戦中のころのこと」「近代日本の教育の変遷と未来のこと」「日本のファッション文化のこと」「ふるさとのこと」など、今までの来し方を振り返って自らのその“想い”を綴りながら「現代のそして未来の日本人のこころのあり方に指針を与える」熱い、熱いメッセージである。
■著者紹介
大沼/淳
現在、文化学園大学理事長・学長、日本私立大学協会会長を務める。1928年、長野県飯山生まれ。
少年時代の太平洋戦争末期、海軍兵学校に進むがそこで終戦を迎える。
のち、戦後初の国家公務員試験に最年少で合格し、人事院に入省、文部省担当官。
29歳のとき並木学園(現・文化学園)に請われ、1969年文化学園大学理事長・学長。
2000年には日本私立大学協会会長にも就任。
1984年藍綬褒章、2002年功績章勲二等(ルーマニア政府)、2003年勲二等瑞寶章、
2004年飯山市名誉市民章、2009年渋谷区名誉区民章などを授与される
■目次
第1章 ファッション文化が近代日本をつくった―「宮廷衣装の洋装化」にみる近代化の成功要因
第2章 近代日本を支えた教育の変遷と未来―近代化を支えたのは地方の自由な私塾で学んだ若者たちだった
第3章 “風来花自笑”―日本は強い者が勝ってはいけない社会をつくってきた
第4章 私の辿ってきた道―“運命という名の絆”
第5章 ふるさとを想う―私は信州に生まれて本当に良かった
第6章 私の人生観から―人間は“時代と環境の交差点”を飛び出して生きることはできない