学芸みらい教育新書 6 新版 続・授業の腕を上げる法則 著者:向山洋一 新書判 : 162ページ |
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前作では、直接授業にかかわる技術を示した初級程度のことを示しました。
今回は、授業の技術を支える技量というべきもの、プロの心構えというべきものを
示したわけです。
この本では「新卒教師のための五か条」を特別に追加しました。
私もそのようにして自分を磨いてきました。
きっとお役にたちます。
■解説
自分の中の「未熟さ」や「おごり」を射抜き、プロ教師をめざすための必読書 (木村重夫)
『続・授業の腕を上げる法則』は、最先端の特別支援につながっている (小嶋悠紀)
■著者紹介
向山洋一(むこうやま よういち)
東京都生まれ。
68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、 2000年3月に退職。
全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術 法則化運動」 TOSS
(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略) を始め、現在もその代表を務め、
日本の教育界に多大な影響を与えている。 日本教育技術学会会長。
■目次
まえがき
第1章 授業の原則(技能編)八カ条
1 第一条 子供の教育は菊を作るような方法でしてはならない
2 第二条 子供は断片的にしか訴えない。言葉にさえならない訴えをつかむのは教師の仕事である
3 第三条 子供を理解することの根本は、「子供が自分のことをどう思っているか」ということを理解することである
4 第四条 意見にちがいがある。だから教育という仕事はすばらしいのだ
5 第五条 時には子どもの中に入れ。見え方がかわる
6 第六条 秒単位で時間を意識することは、あらゆるプロの基本条件である
7 第七条 技術は、向上していくか後退していくかのどちらかである
8 第八条 プロの技術は思い上がったとたん成長が止まる
第2章 新卒教師のための新五カ条
1 第一条 挨拶は自分からせよ
2 第二条 分からない時は自分から教えてもらえ
3 第三条 プロの技術を身に付けたいのなら身銭を切れ
4 第四条 プロの教師になりたいのであれば他人より一〇パーセント程多くの努力をせよ
5 第五条 研究授業は自分からすすんでやれ
第3章 プロの技術は歴史的な存在である
1 教える技術を持たない教師たち
2 思い付き的方法では子供は伸びない
3 いかなる技術も長い時間かかって作られる
4 新聞に紹介された法則化運動!
(1) 朝日新聞(昭和六〇年一一月二〇日朝刊)の内容
(2) 不理解と誤解
(3) 法則化運動の基本理念
5 ブームだから青年教師は参加するのか
(1) 炸裂する法則化運動
(2) 全国津々浦々から
(3) 授業が変わるという確かな手ごたえ
6 法則化運動の誕生と未来
(1) 法則化運動の誕生
(2) 三四名中一七名が単行本を執筆
(3) 法則化運動は未来を見つめて
7 今は孤立の闘いなれど
(1)オホーツクサークル通信
(2)向山報告と全生研
8 生まれるものには生まれる必然がある
解説